＃原発ゼロカウントダウン
吉田なな（ネコ・８歳 ＃戦争に反対する肉球と仲間たち ＃ポーパルズ）
Mr. 伴野にくわしく教えて頂きました！！
どうもありがとうございます！！
【 人権を奪われたら奴隷です 】
☆「自民党改憲案は、人権を否定しているそうです」・・正確には、自民党改憲案は「人権自体を否定したわけではありません」もう少し具体的にみてみましょう。
《 憲法とはなんだったのか❓》
⭕️近代の立憲主義憲法は、国家権力を制限して人権を保障する法であり「国民が国家に遵守させる」という、一般の法律とは逆方向の役割を本質とする法です。これは、時に国家は暴走するという歴史的教訓から生まれた役割です。
しかし、自民党改憲案は、現行憲法では「公務員のみ」が負っている「憲法尊重義務」を「全国民が負う」ことに変更して、憲法の本質を「国家が遵守するものでなく国民が遵守する法」へと大きく変更しています (♯｀∧´)
《 全体にかかわる変更点 》
⭕️自民党改憲案は全体として、以下の特徴があります。1⃣ 国民の義務が増える。
・明確に増えた義務のほかに、国民に一定の態度を要求している部分が相当あります。全国民が「憲法尊重義務を負う」ことによって、国民が守らなければならない事項が大きく増えました。
国民の義務は、大日本帝国憲法では2個、現行憲法では3個だったのが、自民党改憲案では21個あるとされています (>_<)
2⃣ 個人の尊重がなくなる。
・人権とは、生きること、幸福を追求すること、意見を言うこと、好きなことを考えることなど、人に欠かせないあらゆる権利のことです。これをまとめて「基本的人権」ともいいます。
自民党改憲案では、全ての人権の根幹である「個人の尊重」(第13条) が「人の尊重」に変わっています。
そもそも多数派が国家権力を握るわけです。憲法が力を発揮するのは、多数派による「多数決原理」では奪えない「少数派の人権を保護する局面」です。
しかし、個人主義を後退させ、和 (改憲案前文) を乱す個人を尊重しない・・ならば、憲法の存在意義が乏しくなり、憲法が骨抜きになってしまいます。見方を変えれば「憲法を骨抜きにできる」ということです (>_<)
3⃣「公共の福祉」ではなくなる。
・国家権力が人権を制限する主な根拠は「公共の福祉」でした。これを「公共及び公の秩序」と変更することにより、憲法によって保障される基本的人権の制約は「人権相互の衝突の場合に限られるものではない」ことを明確にしました。
従来は「公共の福祉」による人権制約は、他の人権に資する場合（人権の合計が大きくなる場合）にのみ認められるとされていました。しかし、そのような考え方をせずに「誰の人権のためにもならないが公益にはなるという場合を明確に想定して運用」されるわけになり、全ての人権の尊重度は弱まります (>_<)
4⃣ 同じ文言でも解釈が変わる。
・形式的には何ら変わっていない文言であっても「解釈が変わる」ものが多くなります。
例えば「思想及び良心の自由」(第19条) という文言は変わっていませんが「日本国民は、国旗及び国歌を尊重しなければならない」(第3条 2項) ことにより、日本代表の試合や卒業式などで、君が代を声に出して歌わない自由は「思想及び良心の自由」(第19条) に含まれにくくなります (>_<)
⇨ 以上のように、憲法を「全国民が遵守するもの ＝ 全国民を縛るもの」へと大きく位置付けを変える内容になっています (♯｀∧´)
➡️ 以下のURLから「自民党憲法草案の条文解説・全文対照表、改正の概要、法的分析」にリンクします。長文ですが、自民党改憲案を正確に理解するためにも、ぜひご一読ください😊
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