「女性も差別されずに働ける会社」だと教えられたので、私の人間の姉は、世界最大企業・A社の日本支社に就職し、そこで約10年を過ごしました。
それから更に10年以上が過ぎたこの夏 山本太郎議員が推薦なさっていた『東京が壊滅する日』を読み始めた姉は、飛び上がるほど驚き、悲鳴を上げました。
原発や原爆の製造・流通にA社が深く関わっていたとわかったからです。
「日本の核物質が、原水爆に流用されてきた」ことも知りました。
あまりにも衝撃的な内容なので、途中で読めなくなったそうです。
しかし、気を取り直して最後まで読んだら、著者の広瀬隆さまの読者への激励が伝わってきて、元気が出たそうです。
以下、抜粋してご紹介します。
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もともと、マンハッタン計画で莫大な収益を求めてスタートした原爆開発と、その落とし子の原子力産業であるから、収益シンジケートの地球規模の鎖の輪(リング)の一ヶ所が切れると、そっくり全部が同時に崩壊するのが経済原理だ。その最大の鍵を握っているのが、シンジケートに莫大な金を注いできたわが国・日本である。「日本の電力自由化」がこの国際的シンジケートの輪を断ち切れば、いかなる国の原子力協定も、原発輸出計画も、原水爆産業(軍需産業)も、いっせいに経済崩壊する可能性がある。
原発の再稼働と、辺野古の新基地建設を、国民の総力で阻止すれば、その夢が叶うのだ!
その大きな希望の明日を選択するかどうかは、読者の強い意志にかかっているのである。
(『東京が壊滅する日 フクシマと日本の運命』広瀬隆・著 348−349頁)
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A社が原発や原爆に関係していることも全然知らないまま、人間の姉は、ひたすら会社のためにと働いていたそうです。
後の祭りですが、彼女は今、猛烈に無知を恥じています。
これからは、もっと勉強して欲しいです。
吉田なな(ネコ・8歳 #戦争に反対する肉球と仲間たち #ポーパルズ)